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慢性張り子症

荒井良・工房もんも 公式ブログ

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「ロンドン回想ー第3回」

「ロンドン回想ー第3回」

このくらい時間がたってしまうと、本人の記憶もそろそろあてに
ならなくなってきますが、ロンドン回想3回目(最終回)をお届けします。


目の回るような一夜が明け、少々中だるみの一日が過ぎると29日(ロンドン滞在4日目)は、ギャラリートークが始まります。正直私にとってはこの日が一番のイベントであり、オープニングパーティを上回る盛り上がりを期待していました。ところが当日になってみると参加者が予約飛び込みを合わせて10人余というさみしさ(来てくださった方々には心より感謝)。それぞれの顔の表情がすぐそばに見える距離といい、しゃべるには何ともやりにくい状況ではありましたが、スタッフ(通訳の方)の努力もあって1時間ほどで無事終了となりました。トークの内容も作品の素材、作り方、題材についてなどロンドンの人たちの抱く興味はそれほど日本と変わらないものでした。

・・・オープニングパーティ、ギャラリートークと期間中の山場が過ぎると精神的にどうにか余裕ができ、残りの2日は自分なりにロンドンを楽しむことができました。他のギャラリーを巡ったり、スタッフとパブに行ったり、月末恒例の泥棒市(骨董市)に案内してもらったり。特に10月31日はハロウィンということもあって、夜路地裏を歩いているといろいろな扮装をした人たちに出会いました。いい年したおじさんが骸骨のメークをして立っている・・・しかもニコリともせず真面目な顔をしている(声をかければ笑顔で返してくれますが)。変に浮ついていない所が歴史の重さを感じさせます。

ギャラリーからの帰りが真夜中になった時にはタクシーを呼びましたが、よほど遅くならない限り治安はそれほど悪くはないそうです。実際ひとりで夜道を歩いてみましたが、怖いというよりは石畳の続く路地や古風な街灯が何とも言えない雰囲気を醸し出していました。とにかくどんな通りにも築百年以上の建物がざらにあるということは驚きです。

1週間の滞在中、2日目の2時間にわたる彷徨に、日課にしていたウォーキングを加えるとおそらく50キロ近くはこの街を歩き回ったと思います。大通りから裏道、昼・夜とできる限り変化を味わってみました。雨でも傘を差さない・・信号を全く守らない・・寒くても超薄着・・。そういった全くとりとめのない群衆が行き交う街は、建物自体にもそれぞれ色や形など個性がはっきりしており、その中を歩くことでここは紛れもなく異国の地だということを実感しました。

バッキンガム宮殿を間近に見上げるわけでもなく、テームズ川の畔に佇むでもなく、それらはすべてタクシーの車窓から眺めるだけの旅でしたが、作品の展示販売という現実的な目標を持ってのロンドン滞在は、わずか1週間ではあっても大変充実したものとなりました。ICNギャラリーのスタッフの皆様、また作品を見に来てくださった多くのロンドンの方々に深く御礼を申し上げます。


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泥棒市の通り

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積み上げられたガラクタの山

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近所のギャラリーにて

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バッキンガム宮殿、タクシーの車窓より

  1. 2012/03/19(月) 13:32:35|
  2. 展覧会記録
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