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慢性張り子症

荒井良・工房もんも 公式ブログ

produced by 花影抄

ジ・アートフェア+プリュス-ウルトラ2016に出品します

「the art fair +plus-ultra 2016」に参加します。

ジ・アートフェア + プリュスーウルトラ 2016

会期
ターム1:2016年12月17日(土)~20日(火)
ターム2:2016年12月22日(木)~25日(日)
*12月21日(水)は展示替えの為クローズ。

会場:青山スパイラルガーデン(スパイラル1F)
時間:11:00~20:00 入場無料

このアートフェアは、今回会期が2つに分かれております、
2期目の12月22日~25日、
plusカテゴリ/ブースB(Gallery花影抄)より出展します。


新作をふくむ4点ほどの展示予定です。
何卒宜しくお願い申し上げます。

「河蟹」 紙(張り子)、胡粉(彩色)

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 新作「河蟹」のモデルになったのはモクズガニ♀で、ホームセンターで購入したものです。モデルといっても実際に参考にしたのは脱皮した殻の方で、昨年の秋から計画を進め、制作には6ヵ月の年月を費やしました。その際、蟹の方は4回脱皮し貴重な資料を提供してくれましたが、甲殻類の脱皮殻というのは種類によっては本物と見分けがつかないほどよく〈抜け〉ており、分解して細部を観察するにはたいへん便利です。
 エビやカニを張り子で作る場合、脚や触角などの突起部分を固定してしまうと脆くて折れてしまうおそれがあるので、ある程度のあそびを持たせようと関節の構造を調べているうちに、どんどん興味が出てきて最終的にはほとんどの関節が動くよう作ることになりました。
 制作時間の長さを含めて今回の仕事に対する執着には、自分でも今までにないものを感じていますが、それはやはりあらためて観察することを通して、自然から受けた驚きから来るものだと思います。また、子供の頃からエビやカニを飼って脱皮殻を標本にすることが趣味だったことも影響しているのかもしれません。
 当のモデル(蟹)は2回目の脱皮で失敗し両手(鋏脚)を失ってしまい、現在水槽で療養中です。3回目もうまく行かず、4回目の脱皮でようやく小さな鋏が再生しました。来春には川に還そうと思っています。ちなみに蟹は両鋏がなくなると何かにつけ不自由だと思っていましたが、一番前の脚が鋏に代わって器用に餌を口に運んでいました。
 蟹は悲観することなく、前向きです!

荒井 良


「the art fair +plus-ultra2016」webサイト

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  1. 2016/12/15(木) 20:27:58|
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